土木学会論文集E1(舗装工学)
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ISSN-L : 2185-6559
和文論文
コンクリート舗装横目地の劣化過程を考慮した逆解析による健全度評価手法の開発
西澤 辰男若林 由弥内田 雅隆藪 雅行
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2018 年 74 巻 2 号 p. 42-51

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抄録

 コンクリート舗装の弱点である横目地の健全度を正確に把握するために,FWDたわみ測定による評価が行われている.本研究では,3次元有限要素法(3DFEM)に基づいた構造モデルによって,FWDたわみから各層の弾性係数および横目地の劣化過程を推定する方法を開発した.横目地の劣化過程として,健全な状態からダウエルバーが切断しかつ路盤に空洞が発生している状態まで5段階に分類した.劣化過程に対応した構造モデルを構築し,ランダムに生成された弾性係数および劣化構造モデルによってFWDたわみのデータベースを作成し,逆解析に用いた.本手法の妥当性を15年供用された平泉のコンクリート舗装におけるFWD測定結果により検証した.逆解析されたモデルを用いて応力解析を行い,劣化過程がコンクリート版の曲げ応力に及ぼす影響について検討した.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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