2019 年 75 巻 1 号 p. 41-52
鉄道バラスト軌道を支持する構造物の耐震設計および耐震対策が進むなか,バラスト軌道に対する耐震設計の整備とともに耐震対策の開発が求められている.既往の研究では,加振中に道床横抵抗力が低下し,レール軸力が作用している場合には,水平方向に残留変位が生じる場合があることがわかっている.本研究では,効果の高い座屈対策工を開発することを目的として,加振中に道床横抵抗力が低下するメカニズムを解明するため,バラスト軌道の小型模型を用いた振動台試験を行い,加振中のバラストの変形挙動を高速度カメラを用いて撮影し,PIVによる画像解析を行った.さらに,地震時における座屈対策工の道床横抵抗力を検討するため,バラスト軌道の実物大模型を用いた大型振動台試験を行った.