土木学会論文集E1(舗装工学)
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和文論文
空洞が生じた空港コンクリート舗装の載荷重に伴う破壊の可能性の評価方法
河村 直哉坪川 将丈
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2019 年 75 巻 1 号 p. 27-40

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抄録

 空港コンクリート舗装の載荷重に伴う破壊の可能性を,空洞の大きさ等をもとに評価する方法を検討するために,空洞を有するコンクリート試験舗装を製作し,載荷重に対する舗装の挙動を調査した.1m×1mの空洞を有する目地部では,航空機荷重の載荷に伴いコンクリート版下面にひび割れが生じた.ひび割れの原因は,荷重応力と温度応力の和がコンクリート版の曲げ強度を超えたことであると推察された.これを踏まえると,載荷重に伴う破壊の可能性を評価する方法として,空洞が生じた舗装の荷重応力をFEMの弾性解析で推定し,それに温度応力を足した値をコンクリート版の曲げ強度と比較することが考えられる.その他,種々の空洞や舗装の条件において空港舗装の破壊の可能性を解析した結果も報告する.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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