舗装路面のひび割れから雨水が浸透することにより,路床・路盤が脆弱化するため,ひび割れを適切に評価することは極めて重要である.アスファルト舗装のひび割れ評価指標であるひび割れ率は,幅1mm以上のひび割れを含むメッシュの割合を表しており,幅1mm未満は評価されていない.また,同一メッシュ内に2本以上ひび割れが存在した場合は,その数が増えようとも同一の評価となってしまう.
本研究では,高分解能ラインレーザによって従来の幅1mm以上に加え幅1mm未満の微細なひび割れも取得した.それらをひび割れ幅に応じて分類し,ひび割れ特徴量(交点・分岐数・延長・面積)を求め,ひび割れ率との関係および特徴量同士の関係を明らかにした.さらに,特徴量の中でも,ひび割れの総延長と舗装の支持力には強い相関があることが分かった.