2020 年 76 巻 2 号 p. I_179-I_186
遮熱性舗装は, 通常のアスファルト舗装と比較して路面温度を低減させることが出来る. しかし, この路面温度低減効果を発揮するために塗布されている遮熱材が経年変化によりはがれることが確認されている. この遮熱材のはがれの評価方法では, 既往文献では撮影した遮熱材の画像を手動でカウントや目視レベルを設定した上で算出する方法が検討されている. しかし, 施工延長が長い現道においてそのような方法で算出することは難しい. そこで, 路面性状測定車により撮影した路面画像を用いて, 現地での遮熱性舗装の遮熱材の定量的なはがれ率の算出に向けた手法を検討した.