2020 年 76 巻 2 号 p. I_169-I_177
ICT舗装工において点群計測に用いられる三次元計測機器は,計測性能や解析プログラムに依存するとともに,活用範囲が限られていることから,さらなる運用の効率化が求められている.そこで,本研究では,代表的な三次元計測機器である地上型レーザースキャナー(TLS)と無人航空機(UAV)に,2基の測位アンテナを有する高性能な全地球航法衛星システム(GNSS)を搭載し,ミリメートルの精度が要求される路面プロファイルを対象に,効率的な点群データの処理方法について検討した.その結果,2基のGNSSアンテナ間隔を最適化し,計測機器に高精度な位置情報と方向角を付与することで,従来手法と同等の計測精度を有しつつ,計測前後の作業工程を省略した三次元計測機器の効率的な運用が可能となることを明らかにした.