2023 年 78 巻 2 号 p. I_232-I_239
近年,早期に損傷が生じたアスファルト舗装では,再び早期劣化とならないように詳細調査を実施して健全度や損傷を診断し,その結果に基づいて措置を行うことが求められている.しかし,舗装の早期劣化要因は現場によって異なるため詳細調査のマニュアル化は難しい.
本研究では,供用中の国道の早期劣化区間において詳細調査を実施し,早期劣化要因を明らかにするための詳細調査では,ステップ1「早期劣化要因の仮説の立案」,ステップ2「詳細調査箇所と調査方法の決定」,ステップ3「詳細調査による仮説の検証」,の3つのステップが有効であることを示した.また,詳細調査では,FWD調査,コア採取,開削調査を組み合わせることによって,早期劣化区間で発生した複雑な損傷の原因を究明することができることを示した.