土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第27巻
路床CBRと弾性係数の関係式に関する検討
池田 茜山中 光一竹内 康川端 伸一郎関根 悦夫
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2023 年 78 巻 2 号 p. I_240-I_247

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抄録

 土木学会 舗装工学委員会 舗装材料小委員会では,路床土の強度・変形特性を検討し,アスファルト舗装の性能照査型設計方法の発展に資するため,一斉試験として砂質土を用いたCBR試験,レジリエントモデュラス試験を実施した.その結果,CBRは同一の乾燥密度におけるCBRのばらつきが大きく,含水比のみならず乾燥密度の影響も大きいことが明らかになった.レジリエントモデュラスはCBR同様に乾燥密度や含水比の影響が大きいことが明らかになった.そして,CBRと弾性係数との関係について,本研究の結果を含めて国内外の研究結果を調査した結果,同一のCBRでも弾性係数は5×CBRから20×CBRの回帰線の範囲内に広く分布しており,CBRが小さい場合は20×CBRの回帰線に近づき,CBRが大きい場合は5×CBRの回帰線に近づく傾向が明らかになった.

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