土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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和文報告
橋梁製作で使用される溶接材料の機械的性質の現状
南 邦明山口 隆司
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2013 年 69 巻 2 号 p. 222-231

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抄録
 本報告は,橋梁で一般に使用されるSM490Y (SM520も含む), SMA490W, SM570QおよびSMA570Wの溶接施工で用いられるガスシールドアーク溶接の溶接材料の機械的性質を把握することを目的として,溶接材料の現状調査を行ったものである.調査は,ソリッドワイヤおよびフラックス入りワイヤを対象とし,638枚の溶接材料ミルシートから,引張強度,降伏強度,シャルピー衝撃値および伸びを調査した.また,鋼材の機械的性質およびJIS溶接材料規格値との比較も行った.その結果,引張強度,降伏強度および伸びは,鋼材と同等であり,JIS溶接材料規格値に対しても十分な強度を有していた.しかし,シャルピー衝撃値は,この規格値を満足するものの,規格値の下限値付近のデータも多くみられ,鋼材と溶接材料の衝撃値には大きな隔たりがあることを示した.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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