土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第32巻(論文)
模型ローラー支承の破壊実験とローラー支承のモデル化が曲線橋の地震時応答に及ぼす影響
崔 準祜徳永 裕二大塚 久哲小南 雄一郎
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2013 年 69 巻 4 号 p. I_31-I_41

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抄録

 鋼製支承を有する多くの曲線橋では,支承部を上部構造の接線方向や法線方向に合わせて設置しており,解析ではその方向に合わせてモデル化を行うのが一般的である.しかし,支承部の設置方向が各支点において異なっていることから,支承部の支持方向と地震時慣性力の方向が一致しない箇所が存在し,地震力が支承部に対して斜め方向に作用した場合,支承部がどのように挙動するかは,これまで検討事例が無く,不明である.本研究では,曲線橋におけるローラー支承の動的挙動や解析手法を明らかにすることを目的とし,模型ローラー支承を用いて載荷方向をパラメータとした破壊実験を実施し,その実験結果に基づいてローラー支承の解析モデルを提案した.この提案モデル用いて仮想の曲線橋を対象に地震応答解析を実施し,現行の支承モデルを用いた結果と比較を行った.

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© 2013 公益社団法人 土木学会
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