抄録
近年,鋼鉄道橋の老朽化および騒音が問題となっている.鉄道橋では,100年以上も前に建設された鋼橋が多く残されているのが現状であり,何らかの対策が必要とされているものも多い.そこで著者らは,既設の鋼橋に対して,ゴムラテックスモルタル被覆,コンクリート床版を設置し,いわゆる複合構造化によって,耐荷力向上,耐久性向上,低騒音化,維持管理コスト低減を図る事を目的とした研究を行っている.この複合構造化が相模鉄道本線川島陸橋(上星川駅-西谷駅間)において初めて実橋にて採用された.本稿ではこのリニューアル工法施工の概要,施工試験を報告するとともに,実橋における工事前後で測定した試験結果について報告し,本リニューアル工法の効果を実証する.