土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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和文論文
鋼床版デッキ進展き裂の起点を対象とした応力影響面とその利用
森 猛金子 想林 暢彦内田 大介小笠原 照夫
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2017 年 73 巻 1 号 p. 21-31

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抄録
 鋼床版デッキプレート・トラフリブ溶接ルート部を起点とするデッキ進展き裂が問題となっている.ルート部の応力はタイヤの位置に敏感であることが知られているが,それらの関係を明らかにするためには,タイヤの位置を変えて検討するよりも,応力の影響面を用いる方が効率的と考えられる.影響面を用いれば,タイヤの大きさや走行位置が変わった場合にも,車両走行による応力変動の解析が比較的容易に行える.ここでは,代表的な鋼床版構造の有限要素応力解析を行い,溶接ルート部の軸方向応力・せん断応力・主応力・主応力角度の影響面の特徴を明らかにするとともに,影響面に対するスカラップとデッキプレート厚の影響を示す.また,影響面を利用してタイヤの走行位置と面積が応力変動に及ぼす影響を示す.
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© 2017 公益社団法人 土木学会
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