抄録
繊維強化プラスチック(FRP)の土木・建築分野への適用は,原材料コストや材料プロパティの制約から限定的な適用範囲に留まっていた.近年,マルチマテリアルの最適配置によるハイブリッド構造や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)により,大型・大荷重負荷部材への適用が進めれている.さらに生産サイクルが短く加工性に優れる熱可塑性プラスチックを用いた熱可塑性FRPは加熱軟化による再加工が可能であり,高速成形が可能な連続成形技術により汎用構造部材を供給することで,構造部材を簡単に曲げや溶融接合することが現実となる.その結果,新たな現場での加工法を応用して大幅な施工の効率化も期待できる.