2019 年 75 巻 4 号 p. I_579-I_590
本論文は,山岳地に位置する曲線橋が内陸直下型地震を受け水平面内で回転する現象を,桁端部での衝突を再現することによって,3次元非線形動的解析に基づいて解析的に検討したものである.解析対象橋梁は,山岳地に位置する橋長128m,平面曲率半径250mを有する3径間連続曲線鋼桁橋で,桁端部での衝突を再現するために,桁と橋台および横変位拘束構造との遊間をモデル化し,桁端部に衝突バネを設けて解析を行った.解析の結果,曲線橋の回転挙動を再現し,内陸直下型地震が作用した場合に,桁端部における桁と橋台との橋軸方向の衝突によって,曲線橋の方が直線橋に比べて桁の回転が生じやすいことを示した.