土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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和文論文
発泡材の力学特性を変化させた積層緩衝構造の縮小模型実験
栗橋 祐介小暮 直親新田 真一
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2020 年 76 巻 3 号 p. 442-455

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抄録

 本研究では,発泡材の力学特性が積層緩衝構造の性能に及ぼす影響を検討することを目的に,砂・RC版・発泡材で構成される積層緩衝構造の縮小模型を設計・製作し,発泡材の種類や,積層構成および衝突による入力エネルギーを変化させた重錘落下衝撃実験を行った.その結果,発泡材の圧縮強度が大きい場合ほど,重錘衝撃力や伝達衝撃力が大きくなるが,重錘移動量や発泡材の損傷度は小さくなる傾向にあることが明らかになった.また,発泡材の圧縮強度が大きい場合ほどRC版に作用するせん断応力が大きくなるためRC版の押抜きせん断の傾向が強く出現することや,落石対策便覧に基づいて設計した積層緩衝構造は設計入力エネルギーに対し2倍程度のエネルギー吸収性能を有していることなどが明らかになった.

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© 2020 公益社団法人 土木学会
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