2020 年 76 巻 4 号 p. I_351-I_362
本研究では,低応力三軸度領域における鋼材の延性き裂の発生・進展を模擬するため,異なる応力三軸度や偏差応力の第三不変量の関数であるLode角パラメータの影響を取り入れた延性破壊条件を提案している.そこで,複合応力状態下での破壊が生じる試験片を対象に,提案した延性破壊条件を適用した数値解析を行った.解析結果を実験結果との比較により,本手法を用いた場合,低応力三軸度領域における鋼材の延性破壊挙動を精度良く予測することができることが分かった.