2021 年 77 巻 2 号 p. 255-270
本論文は,鋼床版のUリブとデッキプレートの溶接部のルートき裂であるデッキ進展型き裂,ビード進展型き裂の双方を対象に,疲労評価方法について検討したものである.具体的には,疲労試験および有限要素解析により,ルートき裂のき裂発生寿命を評価することができる応力を明らかにするとともに,それを溶接部周辺の参照応力から推定する方法を提案した.また,き裂進展解析によりデッキ進展型き裂,ビード進展型き裂の進展挙動を再現し,いずれのき裂が発生するかを判別する手法を提案した.