2021 年 77 巻 3 号 p. 369-383
日本国内にて,操業中のガス導管に局部変形(デント)が発生した事例が報告されている.デントが発生した鋼管の軸圧縮変形特性について,軸圧縮座屈実験,解析によるパラメータスタディの結果,耐震安全性の考察について発表する.
国内で運用中のガスパイプラインからデントの発生した部分が発見された.その鋼管を用いて軸圧縮座屈実験を行い,応力-ひずみ曲線などのデータを取得した.次に,その実験結果を再現できる解析モデルを確立し,種々のパラメータスタディを実施した.デントの深さの変化のほか,地中に埋設されているという環境を考慮し,パイプラインの内圧や,土圧および地盤ばねを付加した場合のパラメータスタディを実施した.その結果を用いて,耐震安全性について考察した.