2019 年 75 巻 2 号 p. I_177-I_184
近年,異常な気象現象による人的被害を伴う甚大な被害が発生しており,災害に対する安全性の確保が求められている.こうした状況を踏まえ,国土交通省は,対策の一つとして土砂災害警戒区域等の設定を進めているが,その作業には,非常に時間や労力を要するため,継続的な実施に向けては効率化が求められる.
そこで,画像処理の諸分野で高い成果をあげている深層学習の技術を使い,土砂災害警戒区域設定の自動化・効率化を目標とした研究を行った.その結果,高い精度で土砂災害による危害のおそれのある区域を設定することができ,自動化・効率化への有効性を示すことができた.