土木学会論文集F1(トンネル工学)
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ISSN-L : 2185-6575
和文論文
レーザーを用いたコンクリート構造物の非接触健全性評価
保田 尚俊御崎 哲一島田 義則江本 茂夫金田 道寛武岡 学田中 幸司石田 信孝高山 宜久曽我 寿孝
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2018 年 74 巻 1 号 p. 58-69

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抄録
 加振用および計測用の2つのレーザーを用いた非接触検査法を利用し,コンクリート構造物の健全性評価を試みた.内部欠陥を有するコンクリート供試体を用いた室内実験から,次のことが明らかとなった.欠陥の有無は減衰振動の有無を調べることで推定できる.計測結果をインパルス応答とみなし,これに対してモード特性同定法の一種であるLSCF法を適用することで,ノイズが重畳された環境下でも高精度で欠陥の有無を安定的に判定でき,欠陥が有る場合はその振動特性を物理的に有意な指標で定量化できる.続いて,新幹線トンネル内で実験を実施し,提案手法の有用性を実証するとともに,欠陥部の振動特性からその健性度を評価する際は,最低次モードの固有振動数が有用な指標の1つとなることを明らかにした.
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© 2018 公益社団法人 土木学会
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