2015 年 2015 巻 p. 20150007
ラグランジュメッシュフリー法として、MPS法は広く工学用途において有用であることが示されており、特にMPS法は自由表面と多相流解析のために使用されている。本研究では、カムシャフトを回転させたときの流体の撹拌抵抗をMPS法により計算し、オイルの攪拌の様子とトルク値について実験結果と比較した。その結果、オイルの挙動ととトルク値の計算結果は、各回転数において実験結果とよく一致した。さらに、計算結果の信頼性についてはGCI(格子収束指数)法により推定した。