日本計算工学会論文集
Online ISSN : 1347-8826
ISSN-L : 1344-9443
Moving Particle Semi-implicit 法を用いた回転流れによって生じるトルクの予測と評価
油橋 信宏松田 一郎越塚 誠一
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2015 年 2015 巻 p. 20150007

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抄録

ラグランジュメッシュフリー法として、MPS法は広く工学用途において有用であることが示されており、特にMPS法は自由表面と多相流解析のために使用されている。本研究では、カムシャフトを回転させたときの流体の撹拌抵抗をMPS法により計算し、オイルの攪拌の様子とトルク値について実験結果と比較した。その結果、オイルの挙動ととトルク値の計算結果は、各回転数において実験結果とよく一致した。さらに、計算結果の信頼性についてはGCI(格子収束指数)法により推定した。

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© 2015 The Japan Society For Computational Engineering and Science
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