2019 年 2019 巻 p. 20190009
最近実施されたPIV実験において,円筒容器内渦崩壊の限界レイノルズ数がEscudierによる染料注入法実験値より高レイノルズ数側にずれている可能性が指摘されている.限界レイノルズ数のずれはわずかであるが,数値計算値がどちらの値により近いのかを調べることは可能と考えられる.この目的で差分法プログラムを用いて数値解を求め,数値解から格子収束次数(GCI)とリチャードソン外挿によって格子無依存解(GIS)を算出した.格子無依存解がどちらの実験値に近い値を示したのかについて報告する.