2013 年 13 巻 p. 13-24
本研究の目的は,本研究は,A市の地域子育て支援拠点事業(以下,拠点事業)の利用者にとっての有効性や効果・満足度等がわかる評価票を開発するために,①領域別満足度の構成②領域別満足度を構成する因子と総合満足度を示す項目との関係,③領域別満足度を構成する因子と属性との関係,の3つを明らかにすることである。
分析の結果,領域別満足度は,「スタッフの対応」(α=0.968),「子育ての不安・負担軽減への効果」(α=0.954),「子育ての仲間づくりへの効果」(α=0.926),「日常的な利用の場としての存在」(α=0.935),「サービスの提供環境」(α=0.622)の5つの因子で構成されることが明らかとなった。相関分析では,総合満足度3項目といずれも中程度から高い相関を示した。t検定では,「利用回数」と「友人・知人の有無」で有意差がみられた。
今後本研究の結果から,評価項目内容を再検討し評価票の開発につなげていく必要がある。