日本小児看護学会誌
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小児のターミナルケアに携わる看護師の態度に関する文献検討
大久保 明子
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2016 年 25 巻 1 号 p. 94-100

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抄録

本研究は、小児のターミナルケアに携わる看護師の態度に関する研究の動向、および看護師の態度の特徴について、国内の23文献から整理した。その結果、実態調査や家族のケアから、看護師自身の感情に焦点を当てた研究が増加傾向にあった。小児のターミナルケアに携わる看護師は、不安や葛藤などの感情を抱えている一方で、新たなケアに前向きに取り組み、最善のケアを提供したいと考えていた。また、家族へのケアが多く抽出され、ケアは闘病中から看取り、死別後に渡るまで行われていた。さらに、子どもの死の不安や恐怖に向き合うことの大切さが示されていた。今後は、看護師が子どもの死をどのように意味づけ、そのことが看護師のケアに対する態度にどのような変化をもたらすのかについての探求が望まれる。

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© 2016 一般社団法人 日本小児看護学会
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