日本小児看護学会誌
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看護系大学小児看護学実習フィールドの現状と今後の研究課題に関する文献検討
山内 朋子川名 るり筒井 真優美江本 リナ太田 智子吉田 玲子
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2017 年 26 巻 p. 84-90

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抄録

 目的 : 看護系大学小児看護学実習フィールドの現状と今後の研究課題を国内文献の文献検討により明らかにする。

 方法 : 医学中央雑誌WEB (Ver. 5) を用いて2007年~2013年7月の看護研究の文献検索を行い、実習フィールドが文献内容から読み取れる49件を抽出した。実習のフィールド構成と展開方法、成果の視点から分析を行った。

 結果 : 小児看護学実習フィールドは主に【小児病棟】、【外来/クリニック】、【障害児施設】、【保育所】であった。複数フィールドを組み合わせた実習構成をとる大学が複数ある中、 「小・中学校」 や 「子ども家庭支援センター」 で実習を行う大学や【小児病棟】での実習を行わずに代用フィールドでの実習を行う大学もあった。多様化するフィールドで学生は地域医療や在宅医療が推進されている現代社会に即した学びを得ていたが、その学びを得る過程は明文化されていなかった。

 考察 : 教育・福祉施設といった新たな実習フィールドでの展開方法や実習成果、複数フィールドを組み合わせた実習における学生の学びを得る過程を明らかにすることが、より効果的な実習の構成や展開方法を検討する上で重要であると示唆された。

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© 2017 一般社団法人 日本小児看護学会
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