2019 年 28 巻 p. 318-324
重度障害を有する子どもの地域生活や社会参加への支援は、小児看護分野における近年の課題である。とりわけ社会生活を送る上で不可欠なコミュニケーションへの支援ニーズは高い。本研究では、コミュニケーション支援として重度障害児への介入を行う研究論文を対象としたシステマティックレビューを行い、レビュー対象として21文献が選定された。その結果、コミュニケーション支援への介入として最も有効である可能性が高いのは、意思表出を目的としたマイクロスイッチと視線入力の装置の導入であった。音楽や感覚統合などによる刺激による介入や集団での交流は有効性の判断が難しいことが明らかとなった。現状としては重度障害児の意思表出への介入に目を向けることが必要な対策と考えられる。