本研究の目的は、保育所・学校看護師を対象とした教育的支援プログラムが、実践に活用できる内容であったか明らかにすること、グループワークでの検討内容から、保育所・学校看護師が実践する医療的ケアにかかわるトラブル対応における多職種および保護者との連携の実際を明らかにすることである。プログラムに参加した36名から研究協力が得られた。プログラムの実践への活用度に対する質問紙への回答からは、プログラムのどのセッションも実践に活用できるとの高い評価を得た。トラブル対応では、保育所・学校看護師は、災害も含めたトラブル対応のための備えとして、日常的に保育士や教諭などとコミュニケーションをとり情報共有をしていること、トラブル対応時には、組織の一員として多職種と協働しながら看護実践を展開していることが明らかとなった。今後は、多職種とともに取り組む医療的ケアにかかわるプログラムを開発することが課題である。