日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-068  IL-6阻害剤とTNF阻害剤はRA患者末梢血中のCD4+CD45RO+CCR6+CD161+細胞に異なった影響を及ぼす
菊池 潤椎名 雅史橋詰 美里吉本 桂子亀田 秀人竹内 勤
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2012 年 35 巻 4 号 p. 360b

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抄録
【背景】RAにおけるTh17細胞の病因的意義は不明な点が多い.近年,ヒトTh17細胞の表面マーカーとしてCタイプレクチン様受容体であるCD161が報告された.【目的と方法】RA患者末梢血全血をFACSで解析し,CD4+CD45RO+CCR6+CD161+細胞(以下CD161+細胞とする)のRA病態および治療の影響を探索的に検討した.【結果】RA患者81名(未治療7名,DMARDs治療19名,TNF阻害治療29名,トシリズマブ治療26名),健康成人17名を対象とした.CD4+細胞に占めるCD161+細胞比率はRA無治療群で他の治療群よりも有意に高値であった.健康成人の平均+2標準偏差以上で定めた高値例は,健康成人で0%,RA患者では23%であり,RA患者では,DMARDs治療群(2/19=10.5%)およびトシリズマブ治療群(1/26=3.8%)と比較して,未治療群(5/7=71.4%)およびTNF阻害治療群(11/29=37.9%)で有意に高率であった.さらに,TNF阻害治療群の中で,CD161+細胞高値例は,抗CCP抗体価>100 U/mlではそれ以外と比較して有意に高率であった(66.7%対16.67%).臨床データを含めた多変量解析の結果,CD161+細胞高値は疾患活動性との相関は示さなかったものの,治療の種類と抗CCP抗体価>100 U/mlが有意な関連因子として抽出された.【結語】RA患者において,未治療例およびTNF阻害剤治療例,抗CCP抗体高値例で,末梢血中CD161+細胞の比率増加が見られた.
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© 2012 日本臨床免疫学会
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