日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P5-009  CADMに合併した間質性肺炎(IP)を疑い治療中,抗PL-7抗体陽性が判明したが3剤併用(PSL+Tac+IVCY)治療を継続した一例
古川 哲也関口 昌弘横山 雄一西岡 亜紀北野 将康松井 聖佐野 統
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2014 年 37 巻 4 号 p. 355a

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抄録
【症例】64歳,女性【主訴】咳嗽・労作時呼吸困難【現病歴】2年前よりレイノー現象,1年前から咳嗽・労作時呼吸困難を自覚するも健康診断のXpで異常なく,2013年11月のXpで両側下葉の透過性低下を指摘された.2014年1月胸部CTでIP(NSIPパターン),血液検査でSP-D 379ng/ml,KL-6 2110U/ml,LDH 304IU/lと上昇.ANA40倍(Sp),細胞質抗体陽性で抗Jo-1抗体陰性.膠原病肺疑いで2月当科紹介.1月から約1ヶ月でIPの急性増悪あり入院となった.【入院後経過】明らかな筋力低下をMMT上認めず,Gottron徴候やヘリオトロープ疹,メカニックハンド等の特徴的皮疹を認めた.CK 290IU/l,アルドラーゼ10.2IU/lでCADMに合併したIPの急性増悪を疑い,IVCY500mg/2週,Tacを導入,mPSLパルス500mg/日×3日を施行し後療法PSL40mg/日とした.途中抗PL-7抗体陽性が判明し肺拡散能力の改善を認めるもCT上病変が残存し,再燃しやすい事も加味し3剤併用治療を継続した.第32病日からPSL漸減し,徐々に改善傾向となり第74病日に退院.【考察】報告されている抗PL-7抗体陽性例はPSL,CyAで治療される場合が多いがIPの増悪が強い症例ではCADMに準じた治療が必要な場合も考えられ文献的考察を加え報告する.
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© 2014 日本臨床免疫学会
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