日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-23 関節リウマチの関節裂隙狭小化のMRIによる評価
玉井 慎美上谷 雅孝岩本 直樹古賀 智裕青柳 潔川上 純
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2016 年 39 巻 4 号 p. 415a

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抄録

  【目的】関節リウマチ(RA)の骨破壊の進行抑制は治療の進歩により可能となったが,関節軟骨傷害(=関節裂隙狭小化)の抑制は今後,重要な課題である.RA軟骨傷害をMRIで評価しX線進行の予測因子を抽出する.【方法】2010年RA分類基準を満たすRAを対象に,自己抗体(抗CCP抗体,RF)を初診時に,関節所見,疾患活動性,炎症反応は3ヶ月毎,画像検査(X線および造影MRI)は6ヶ月毎,MRIは症状が強い片手のみ実施し1年間フォローした.X線はGenant-modified Sharp score(GmSS),MRIはRAMRISスコアを用い滑膜炎,骨髄浮腫,骨びらん,関節裂隙狭小化(JSN)を評価した.JSNスコアと相関するマーカーを抽出した.【結果】症例は12名,女性91.7%,年齢59歳,罹病期間5ヶ月,CRP 0.1mg/dL,MMP-3 36.7ng/mL,圧痛関節3.5個,腫脹関節3個,DAS28CRP 3.38,HAQ 2点(いずれも中央値)で,抗CCP抗体陽性91.7%,RF陽性91.7%であった.また,GmSS 0,RAMRIS滑膜炎5,骨髄浮腫3.5,骨びらん3.5,JSN 13.5であった(いずれも中央値).RAMRIS JSNは滑膜炎とのみ相関を認めた(スピアマン相関係数0.65, p値0.021).【結論】症例が少なく,X線進行も認めなかったため十分な解析が出来なかった.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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