日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-49 CD4陽性CD25陰性LAG3陽性 制御性T細胞における転写因子Klf1の役割
照屋 周造岡村 僚久岩崎 由希子駒井 俊彦井上 眞璃子竹島 雄介山本 一彦藤尾 圭志
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2016 年 39 巻 4 号 p. 428a

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抄録

  我々は抑制性サイトカインIL-10およびTGF-β3を高産生するCD4陽性CD25陰性LAG3陽性制御性T細胞(LAG3+ Treg)を報告している.LAG3+ Tregはアナジー誘導に必須の転写因子Egr2を定常状態において特徴的に発現する.LAG3+ Tregが産生するTGF-β3はB細胞を強力に抑制するが,その効果はB細胞上のprogrammed death-1(PD-1)発現に依存性である.LAG3+ TregはPD-1のリガンドであるPD-L1を高発現しており,LAG3+ Treg上のPD-L1がTGF-β3による液性免疫制御機構において協調的に作用することが示唆されている.今回我々は,LAG3+ Tregが転写因子Kruppel-like factor 1(Klf1)を特異的に発現していることを見出した.Klf1は赤血球造血に関わる因子として知られているが,免疫細胞におけるKlf1の役割はこれまで明らかになっていない.興味深いことにレトロウイルスベクターを用いてKlf1をCD4陽性T細胞に強制発現すると,PD-L1発現が誘導され,これらKlf1導入細胞はB細胞に対する抑制能も示した.これらのことより,Klf1がPD-L1誘導を介して免疫応答を負に制御する可能性が示唆された.LAG3+ Tregのマスター制御因子としても機能するEgr2とKlf1との関連も含め報告する.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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