日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター) 2 膠原病の病因と治療3
P2-30 関節リウマチと歯周疾患
玉井 慎美清水 俊匡高谷 亜由子梅田 雅孝福井 翔一西野 文子古賀 智裕川尻 真也岩本 直樹一瀬 邦弘中村 英樹折口 智樹川下 由美子梅田 正博上谷 雅孝佐藤 俊太朗川上 純
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2017 年 40 巻 4 号 p. 316b

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抄録

【目的】関節リウマチ(RA)では歯周病菌抗体が認められている.早期関節炎の歯周疾患と関節炎の経過を画像の評価と共に明らかにする.【方法】長崎大学早期関節炎外来を受診し研究協力に同意を得られた方が対象.関節炎診断のスクリーニングを行い,歯周疾患評価を行う.その他,関節所見,自己抗体,炎症反応,RAであれば3ヶ月毎に疾患活動性評価とUS,6ヶ月毎に両手骨X線を実施,治療内容も含め1年間経過観察する.【結果】対象は21例,うちRA 15例(71.3%)であった.女性61.9%,年齢57歳,罹病期間3ヶ月,喫煙歴7例(33.3%),初診時のTJC44 3個,SJC44 2個,RFあるいはACPA陽性率76.1%,CRP 0.17 mg/dL,ESR 21 mm/h,関節US総スコア11.5,GSスコア:総8,最大値2,PDスコア:合計3.5,最大値2,シャープスコアは0,歯周疾患は81.0%に認められた(中等度以上38.9%).RAのうちbDMARDs使用6例(40%)で1年後DAS28 1.24であった(いずれも中央値).RAと非RAで歯周疾患の頻度および重症度は80%と中央値1で有意差なく,RAでは中等度以上の歯周疾患においてUSPDスコアが高かったが(3 vs 2),1年後DASは有意差がなかった.【結論】歯周疾患で非RA,RAを比較した.症例を増やし更なる検討を要する.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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