抄録
情報教育における問題解決能力の向上の観点から、「CI の理論」を応用した学習プログラムの開発の可能性を模索するものである。とりわけ、中等教育の教育課程である「総合的な学習の時間」における「拡張による学習」によるCIを導入した学習プログラムを新たに考案した。そして、その導入のための検証としてCI 研究で初めて短期大学において CFI の授業を実施し、その結果、この新たな CI の教育手法による中等教育を対象とした学習プログラムの実施の可能性が検証された。また同時に、学習活動と一体となる教育評価についても新たな手法を理論的に考察した。