抄録
背景:MRI骨髄浮腫と抗CCP抗体は関節リウマチ (以下RA)の予後因子である。.
目的: 私たちは抗CCP抗体陽性患者においてMRI骨髄浮腫が予後予測に有用であるか否かを評価した。
方法: 罹病期間2年以内の抗CCP抗体陽性RA患者55名を対象とした。両手指関節MRIと両手単純X線、抗CCP抗体価を2年間フォローした。経過中の骨髄浮腫の有無で2群に分け、X線進行と抗CCP抗体価を比較した。
結果: 骨髄浮腫陽性は37名、陰性は18名であった。前者においてX線進行 (4.70±6.66 U/ml vs 0.01±0.14, p < 0.0001) と抗CCP抗体の経過中の最高値 (385.2±842.7 U/ml vs 81.8±119.4 U/ml, p < 0.05)に有意差が認められた。多変量解析の結果、2年間の経過中の骨髄浮腫の出現、初診時の骨髄浮腫の存在がX線進行予測因子であった(各々p < 0.0001, RS=0.64。p < 0.005, rs=0.39)。
結論: MRI骨髄浮腫のX線進行における重要性が示された。