臨床神経生理学
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特集 「小児てんかんの発作時脳波記録における課題と工夫」
小児の頭蓋内電極脳波 記録の工夫
—脳外科医の立場から—
飯田 幸治, 香川 幸太, 石川 暢恒, 大坪 宏, 栗栖 薫
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2019 年 47 巻 2 号 p. 112-118

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抄録

【目的】小児例に対する慢性頭蓋内脳波モニタリング (IVEEG) を安全に施行するための工夫を検討した。【対象】頭蓋内電極設置を要した5例 (年齢は各1, 3, 4, 9, 10歳) を対象とした。【結果】4歳以下の3例では術中の頭部固定時に小児用3点ピンに加えジェルパッドを補助として用いた。輸血は3例で施行し, 術後にみられた気管浮腫への対応など, 全身管理は小児神経科医と共同で行った。モニタリングの延べ日数は全例6日間以内であった。モニタリング中の安静保持のためには付添い (母親) の協力が不可欠であった。機能マッピングに協力が得られない幼児では, 術中のSEPや深部電極を利用したMEP (trains of five) を運動中枢や錐体路の同定に代用した。【結論】IVEEGを安全に施行するには, 術中での工夫の他に, 小児科医と共同での術後全身管理, 特に安静が保てない小児では付添いの協力が不可欠であり, 成人よりも短期間での記録の完了が求められる。また, 遂行性の乏しい機能マッピングにも工夫が必要である。

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© 2019 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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