臨床神経生理学
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特集「睡眠時行動異常の鑑別」
睡眠時に生じる発作性運動とその鑑別
重藤 寛史向野 隆彦
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2025 年 53 巻 1 号 p. 38-43

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抄録

ノンレム関連睡眠時随伴症の覚醒障害, レム関連睡眠時随伴症のレム睡眠行動障害, 睡眠関連運動障害のひとつである周期性四肢運動障害は発作性に生じるため, てんかん発作との鑑別が必要になる。前頭葉てんかんは睡眠時に生じやすく, 過運動発作を生じる場合は錯乱性覚醒や睡眠時驚愕症との鑑別が必要になる。前頭葉てんかん含め, てんかん発作後に朦朧として歩き回る時は睡眠時遊行症との鑑別が必要になる。前頭葉てんかんの脳波では発作間欠期にてんかん性異常が出現するのは6割程度, 発作時には動きのアーチファクトが入るので局在異常を捉えられる割合は3∼4割程度にすぎない。睡眠時脳波にはてんかん性異常との鑑別が難しい所見もある。鑑別が困難な時には, 詳細な症状や発作頻度の問診, 症状出現時の動画記録, 睡眠ポリグラフや長時間ビデオ脳波モニタリングを用いた発作出現タイミングの把握, などが参考になる。

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