日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
臨床研究報告
神奈川県移植施設の共通EVR+TAC-ER de novo免疫抑制療法レジメン
─臨床研究成績 第1報─
吉田 一成中村 道郎寺西 淳一山本 裕康冨川 伸二柴垣 有吾丸井 祐二石井 大輔鈴木 大佐々木 秀郎服部 裕介力石 辰也
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ジャーナル 認証あり

2013 年 1 巻 2 号 p. 201-205

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抄録

EVR追加によるCNIの減量によって,移植腎の長期生着が期待されているが,TAC+EVR併用de novoレジメンの報告は少ない。神奈川県内の5移植施設で共通のEVR+TAC de novoレジメンを策定した。対象は成人の生体・献腎移植。EVRをPOD14より2mg/Dayで開始し,トラフ濃度(C0)を4~5ng/mLに調整。EVR開始後にTAC-ERを4~5ng/mLに,MMFは1,000mgに減量した。PSLやBXMは従来通り。現時点での6例はすべて血液型適合移植で平均年齢は47.2歳,HLA mismatchはAB/DR:1.67/0.83。全症例で2ヵ月目までにs-Cr値は2.0mg/dLを切り,急性拒絶やCMV感染を認めていない。高脂血症を2例,蛋白尿,口内炎,創離開をそれぞれ1例に認めた。EVR投与量は当初は変動したが,2ヵ月後には1~1.75mgに落ち着いた。EVRのC0は平均4.78±1.76(1.3~8.99)ng/mLと調節にやや苦慮した。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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