2015 年 3 巻 1 号 p. 92-95
9例の維持期の慢性移植腎機能低下(抗体関連拒絶反応,一部は再発腎炎を含む)に対して,メチルプレドニゾロン(mPSL)パルス+低用量リツキシマブ(Rit)+2重膜濾過血漿交換療法(DFPP)+γ-グロブリン点滴静注(IVIG)療法を行い,治療後3ヵ月の時点で5例に血清クレアチニン値(s-Cr)の改善が認められ,その後1年間の追跡でも5例中4例は良好な腎機能が維持された。腎機能改善が得られなかった4例中2例は5ヵ月後に血液透析再導入となったが,残りの2例は急速な増悪は認めず治療介入時と同程度の腎機能に留まった。治療後の重症感染症などの合併症は認めなかった。