日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
症例報告
当院で経験した脳死下献腎移植4例の検討
角野 佳史武澤 雄太野原 隆弘溝上 敦
著者情報
ジャーナル 認証あり

2016 年 4 巻 1 号 p. 138-141

詳細
抄録

臓器移植法改正後,脳死腎移植は増加しており,当院でもこれまでに4例を経験した。症例1は50歳代女性,慢性糸球体腎炎のため透析導入,透析歴14年。ドナーは60歳代女性,脳動脈瘤からの出血により脳死と診断。症例2は40歳代女性,巣状糸球体硬化症のため透析導入,透析歴16年。ドナーは40歳代男性,ギランバレー症候群による呼吸筋麻痺のため脳死の診断。症例3は60歳代男性,ネフローゼを指摘されるも放置,原疾患は不明も腎機能悪化で透析導入,透析歴13年。ドナーは70歳代男性,心筋梗塞の診断で治療中,くも膜下出血も併発し脳死の診断。症例4は50歳代男性,IgA腎症による腎障害で透析導入,透析歴25年。ドナーは50歳代女性,くも膜下出血により脳死の診断。ドナーはExpanded Criteria Donorと考えられる症例が多く,レシピエントも比較的高齢で透析期間も長かったが,おおむね経過は良好であった。

著者関連情報
© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
前の記事 次の記事
feedback
Top