日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
症例報告
呼吸器感染を契機に顕在化したエベロリムスによる薬剤性肺障害
植村 公一寺西 淳一石田 寛明服部 裕介槙山 和秀
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2016 年 4 巻 1 号 p. 142-145

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抄録

60歳男性。4年前に生体腎移植施行。導入時免疫抑制剤はBLX+CsA+MP+MMFの4剤。CsA減量目的に移植後3年時よりEVRを開始した。EVR投与開始11ヵ月に,1週間以上続く38度台の発熱と湿性咳嗽を認め当科受診。CT検査上,両側下肺野に汎小葉性のスリガラス様陰影を認めたことから,薬剤性間質性肺炎も念頭に置いて,入院後からEVR内服は中止し,細菌性およびニューモシスチス肺炎に対する抗菌薬加療を開始した。しかし,治療に反応せず症状悪化したため,間質性肺炎に対する加療としてMP 80mg/day投与を開始した。投与後速やかに解熱と呼吸苦の改善を認め,MPを漸減して入院後14日目に退院となった。発症後1年経過しているが再発なく経過している。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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