順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座
2017 年 21 巻 1 号 p. 37-41
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術後に心筋虚血を来し緊急冠動脈バイパス術を要した川崎病性冠動脈瘤縫縮術の麻酔を経験した。症例は43歳女性,12歳で川崎病の診断を受けた。今回,胸痛で発症し,左冠動脈前下行枝完全閉塞と右冠動脈瘤に対し,冠動脈バイパス術と右冠動脈瘤縫縮術が施行された。術後7時間後に高度の徐脈・低血圧を生じ,右冠動脈領域心筋虚血の診断で超緊急冠動脈バイパス術を施行し救命し得た。川崎病性冠動脈疾患の手術・麻酔では,川崎病特有の血管病態を考慮した慎重な管理が必要である。
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