デジタルアーカイブ学会誌
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事例/調査報告
COVID-19が与えた影響による人々の生活意識に関する国際調査:パンデミック時の国際的な集合知のアーカイブを目指して
大井 将生中川 亮岑 天霞Desislava Bankovaピーピョミッ季高 駿士趙 誼朴 美煕張 宇傑飯塚 陽美松井 晋Steven Braun渡邉 英徳
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 5 巻 2 号 p. 119-124

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抄録

本調査の目的は、COVID-19禍における国内及び国外の地域に暮らす人々の生活意識を記録することである。そのための手法として、生活実態や意識をはかるアンケートを作成し、スノーボールサンプリング方式で国内外からデータを収集した。収集したデータに対してワードクラウド・グラフを用いて可視化を行い、回答全体の傾向を考察した。また、回答者数の多かった言語・地域については比較分析を行った。その結果、COVID-19の影響によって意識・考え方が「変化し続けている」と感じている回答者が多いことが明らかになった。また、政治及び情報元への信頼性に関するトピックにおいて、人々の意識・考え方に、回答者の居住地域や使用言語属性による差異があることが示唆された。

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