2023 年 7 巻 s2 号 p. s79-s82
近年、デジタルアーカイブの役割はデータの共有だけでなく外部のアグリゲータや大規模アーカイブとの連携へと拡大しており、こうした付加機能への要求が増えることで、維持管理のコストが増加している。本研究では、資料に関わる当事者が手軽にデジタルアーカイブを構築・提供するための静的サイト生成ツールであるDAKitに対して、外部連携機能を追加しメタデータ流通の基盤とすることを検討した。具体的には、JPCOARスキーマに準拠した構造化データの出力や、ResourceSyncを利用したハーベスティングに対応する。この仕組みは、他のメタデータスキーマにも容易に適用可能である。