デジタルアーカイブ学会誌
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口頭発表
[11] 文化遺産デジタルアーカイブ再考:メディア考古学から考える〈権力〉
仲丸 有紗
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 s1 号 p. s1-s4

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抄録

文化遺産デジタルアーカイブ(以下「文化遺産DA」)とは、有形・無形の文化遺産の記録がデジタル形式で集積したもののことを指す。文化遺産DAは今まで、主にミュージアムとの関連で論じられてきた。しかし文化遺産DAに関わる〈権力〉を分析するためには、このメディアの文化的実践に加え、物質と技術という別の側面を考慮する必要がある。本研究はメディア考古学の理論を取り入れることで、文化遺産DAを新たな文脈でとらえ直し、現実世界の物体に限らない様々な「文化遺産」とDAの関係を分析するための基盤を構築する。最終的に、文化遺産DAの権力論を展開するための視座を提供する。

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