デジタルアーカイブ学会誌
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口頭発表
[22] 宗教組織におけるデジタルアーカイブの取り組み:立正佼成会デジタルアーカイブについて (構想から公開)
野口 博司
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 s1 号 p. s20-s23

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抄録

立正佼成会は1938年に創立された在家仏教教団であり、2023年に教団創立85周年を迎えた。「立正佼成会デジタルアーカイブ」(https://archive.kosei-kai.or.jp/)は、教団にとって「長期的に持続可能な文化的価値の創出の基盤」を目指し、2023年5月に公開された。宗教関係のアーカイブズについては宗教学領域からは宗教的美術・工芸品・歴史資料など、宗教研究に関する資料がデジタルアーカイブで様々に公開されている。しかし、宗教組織のアーカイブズをデジタルアーカイブとして公開している事例は少ない。日本の宗教人口の減少が進行している中で、宗教組織が後世に文化的価値を継承していくため、デジタルアーカイブの果たすべき役割は大きいと言える。本稿は「立正佼成会デジタルアーカイブ」の構想から公開に関わる報告である。

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