デジタルアーカイブ学会誌
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セッションD2
[D23] カメラアプリによる町並み今昔写真の同一構図撮影体験を通じた景観学習イベントの実践
髙橋 彰北本 朝展矢野 桂司
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 s2 号 p. s153-s156

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抄録

カメラアプリ「メモリーグラフ(メモグラ)」は、同一構図撮影を支援し、過去の写真と現在の風景を比較撮影できる機能を持ち、景観変化の把握と関心喚起に効果がある。より幅広いユーザーが景観学習に活用できるよう、メモグラの機能を拡張し、新たにメモグラ・プラットフォームを構築した。このプラットフォームは、共有プロジェクト(画像群)管理用のメモグラ・マネージャ、画像撮影用のメモグラ・アプリ、画像共有用のメモグラ・ビューアから構成される。マネージャは一般ユーザーによる共有プロジェクト登録を簡易化し、アプリは現地撮影を支援し、ビューアは結果の共有と閲覧を担う。これにより、イベントの企画から実施、振り返りまでを一貫してサポートできる。本稿では、このプラットフォームを紹介するとともに、その有効性を検証するため、大学生主導の景観学習イベントの実践について報告する。

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