2025 年 9 巻 s1 号 p. s9-s12
本発表では、埼玉県比企丘陵の谷津沼をフィールドとした地域文化の記録と共有の取り組みについて紹介する。アート・環境・地域文化を交差させる活動を「文化的コモンズ」と捉え、デジタルアーカイブ化を試みている。今後は、DAO(分散型自律組織)とPAI(パーソナルAI)技術を活用し、コミュニティ主体で記録・編集・発信を行う新たな仕組みを構築する予定である。従来型アーカイブの枠を超え、参加型・進化型のデジタル文化資源管理の可能性を探る試みとして報告したい。