デジタルアーカイブ学会誌
Online ISSN : 2432-9770
Print ISSN : 2432-9762
口頭発表 ②
[B11] 包摂的な博物館づくりに資するデジタルアーカイブの活用方法:3Dプリンターを用いた月・惑星の「さわる」教材開発の事例
野寺 凜
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2025 年 9 巻 s2 号 p. s83-s86

詳細
抄録

近年、3Dプリンターのみならず、Thingiverseをはじめとする3Dモデル共有のためのプラットフォームが普及し、教材や展示資料を含む「モノ」のオープンデータ化の進展がみられる。これらの3Dモデルの活用は、視覚的理解に依存しやすい宇宙教育において有効である。黒部市吉田科学館では、視覚障害者でも学習可能な宇宙教育に向け、オープンデータの3Dモデルを利用するとともに、月・惑星の3Dモデルを自作した。自作3Dモデルを当科学館の展示やワークショップにおいて「さわる」教材として利用したほか、解説資料と共にThingiverseでデジタルアーカイブ化し公開した。本教材は、視覚障害の有無を問わず、幅広い来館者から好評を得た。本報告では、これまで当科学館で行われてきた実践の例を挙げ、包摂的な博物館づくりに資するデジタルアーカイブの活用方法を議論する。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top