2016 年 26 巻 4 号 p. 171-176
ダム建設においては,基礎岩盤の確認は重要である。これまで,ダム基礎岩盤の評価は一般的に地質技術者による「ハンマによる打音検査」と「亀裂状態の目視確認」で行われており,評価項目の判定基準はいずれも定性的である。著者らは,サンルダム仮排水路建設工事において地質技術者による従来の方法に加えて,岩盤の弾性係数を原位置で定量的かつ迅速に測定できる打球探査法を適用した。打球探査法を適用することにより,硬軟区分を定量的に評価することができ,ダム事業者および地質技術者立ち会いの下に行われるダム基礎岩盤検査を円滑に進めることができた。