2024 年 34 巻 2 号 p. 144-157
阿蘇立野ダムは,重力式コンクリートダムでありながらダムに作用する水圧等の力を両岸の岩盤に作用させるアーチ式ダムの設計の考え方を取り入れた曲線重力式コンクリートダムである。施工継目への充填や冷却配管の配置を行うために,ブロックごとにコンクリートを打ち重ねていく柱状ブロック工法を国内では約20年ぶりに採用した。現在主流の面状工法では,ほとんど行われないコンクリート冷却のパイプクーリングや施工継目のジョイントグラウチングの施工事例と効率化を図った取組みについて報告する。